研修会時の質問【令和4年10月22日 開催分②】

【講義名】鉄の輸送・代謝に関連する生化学検査 -鉄代謝マーカーの新しい展開について学ぶ-
【回答者】北川 寿仁 先生(富士フイルム和光純薬株式会社 西日本学術部)

 

Q1 : 保存して測定する場合は冷蔵ですか、凍結ですか。

A1 : 冷蔵で4日間、凍結では-20℃以下で長期間安定です。室温保存の場合は当日中の測定をお願いします。ヘプシジン25が経時的に分解されていくものと推測します。


Q2 : 血中のヘプシジン濃度について、日内変動や食事の影響等、検査上の注意点は何かありますでしょうか?

A2 : 鉄の経口摂取により刺激を受けるため、食事によってヘプシジン値が上昇する傾向であることが報告されています。食事による変動があることから、同様に日内変動もあることが報告されています。検査上の注意点につきましては上記Q1をご参照願います。

2022年10月25日